理想と真実

□ドラゴンの骨とヤグルマの森
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突如、プラズマ団がシッポウジムの博物館にやって来て、ドラゴンの骨を奪うと言い出した。


アロエとトウコは急いで博物館に向かうとプラズマ団がドラゴンの骨を囲んでいた。




「アンタ達、冗談はよしてくれ!」

「我々は本気だ!
本気であることを教えるため、あえてお前の前で奪おう!」

「ちょっと、やめなさいよ!」



トウコが前に出て、プラズマ団を止めようとするが…





「煙幕を使うぞ!」

「おう!」


ボンッ!! ボンッ!!





「うわっ!?」

「ケホッ、ケホッ!」

「…しまった…」


煙幕のせいで何も見えない。



しばらくすると煙がはれた。




「……なんてこったい」


プラズマ団の姿はなく、ドラゴンの骨の頭の部分が盗まれていた。



アロエが博物館を飛び出すと、トウコも後を追った。





「…アイツらヤグルマの森に逃げ込んだみたいだね」


ヤグルマの森は修行の岩やの近くにある森。


いりくんでいるため、逃げ込むに適しているだろう。




「やぁ、何かあったのかい?」



アロエがヤグルマの森に向かおうとすると、向こうからアロエの知り合いらしい男性が歩いてきた。







「アンタ…また絵の作成にいきづまったのかい?」

「アハハ…ちょっとね……ところで何かあったみたいだけどどうしたんだい?」


アロエの様子から何かあったと察したのか、どうしたのかと尋ねる。





「ドラゴンの骨をプラズマ団とかいうやつらに盗まれたんだよ。一体プラズマ団ってなんなんだい」

「プラズマ団はポケモンを解放するって言って、無理やりトレーナーから奪おうとする連中です」

「…とんでもない連中じゃないか!」

「ところでアロエさん、彼女は?」

「あぁ…彼女はトウコ、ついさっきこのジムに挑戦して見事にバッジをゲットしたよ!」

「へぇ…アロエさんに勝つなんて凄いじゃないか。ボクはヒウンジムのジムリーダー、アーティ」

「えっ…この人が」


ヒウンジムはシッポウシティの次の町にあるジムである。




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