砂漠の物語

□改造ダークポケモン
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ミラーボとのバトルの最中、ルンパッパが使えない筈のかえんほうしゃを放った。


ミラーボは、ルンパッパを改造ダークポケモンだと言った。





「改造ダークポケモン!?」

「何だよ、それ!?」


ミレイとマサが驚いた声をあげた。




「改造ダークポケモンのこと教えてあげようか?」


ミラーボがニヤニヤしながら、改造ダークポケモンについて話始めた。




「改造ダークポケモンは我らシャドーの優秀な研究員達が、やっとのことで、完成させたダークポケモンを上回る戦闘マシーンと化したポケモンさ」


ミラーボが改造ダークポケモンであるルンパッパを見る。




「そのポケモンが覚えられない技を強制的に覚えさせて、パワー、スピードそれら全てを強化させた素晴らしい戦闘マシーンさ」


派手なサングラス越しから見えたミラーボのルンパッパを見る目は、情のかけらもなかった。




「…無理やり戦闘マシーンにされたポケモンのどこが素晴らしいのよ…」

「…そんなポケモンなんて、絶対にボク達が救い出して見せる!」



リュウトがスナッチマシーンにボールをセットした。



「させないよ、ルンパッパ、だいもんじだ!!」

「うわぁっ!」



二個のだいもんじがリュウトに向かう。



「フィリッジ!」

「うわっ!」


レオはフィリッジのサイコキネシスで、リュウトを宙に浮かせ、だいもんじを避けさせた。






「ルンパーー!!」

「「!!!?」」


突然、だいもんじを放ったルンパッパが苦痛の声をあげた。

その姿はとても苦しんでいるようだった。


「な、何?」

「…まぁ、本来だいもんじもかえんほうしゃも絶対ルンパッパは使えないからね」

「無理やり使えるようにされて、負担がかかってるのか…」

「正解だよ、レオ。さすがだね、特にだいもんじとか威力が大きい技は負担がかかって、自分もかなりダメージを受けちゃうんだよね」


ルンパッパはかなり苦しそうにしていた。





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