理想と真実2

□野望
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トウコはベルと別れた後、ダイケンキと共にシリンダーブリッジを渡っていた。







「…ねぇ…アナタは本当にレシラムなの?」


トウコはバッグからライトストーンを取り出し、話し掛けてみた。

しかし、ライトストーンからは何も聞こえない……




「Nはもうゼクロムを復活させてるのに……」


トウコが焦りを感じながら呟いたその時だった……







ザッ!ザッ!ザッ!


「きゃあっ!?」

「!!」


突然黒装束の三人組、ダークトリニティがトウコとダイケンキを取り囲んだ。


ダイケンキはすぐに戦闘体勢に入り、攻撃しようとするが……



「…………動くな!」

「きゃあっ!ちょっと…離してよ!」


ダークトリニティの一人がトウコを取り押さえた。




「…………下手に攻撃すれば、コイツは無事ではすまない」


ダークトリニティにそう言われ、ダイケンキは慌てて攻撃を止める。

トウコは内心、焦りと不安でいっぱいになりながらも尋ねた。



「…一体何の用なの?」

「……………ゲーチス様がお呼びだ」

「……………来い!」


トウコとダイケンキは無理矢理、シリンダーブリッジの出口付近に待ち構えていたゲーチスの所へ連れて行かれた。




「…………ゲーチス様、連れてきました」


ダークトリニティは膝をついてそう言うと、一瞬にしてゲーチスの後ろに移動した。


そしてゲーチスは一歩前に出てきて、トウコの手に握られていたライトストーンを見て不敵な笑みを浮かべた。




「ほぅ…見事ライトストーンを手にしたようですね。
まずはお疲れ様、と申しあげておきましょうか」


ゲーチスは不敵な笑みを浮かべたまま言った。

トウコは警戒しながら意を決してずっと疑問に思っていたことをぶつけた。




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