理想と真実2
□バトル、そして……
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バトルをするためチェレンとトウコは、距離を取って向き合い、同時にボールを投げた。
「エルフーン、頼んだわよ!」
「任せたよ、レパルダス!」
トウコはエルフーン、チェレンはレパルダスを出した。
「ポケモンは4体までバトル出来るルールで交代は自由ね!」
「分かったわ」
「あぁ……トウコ、ボクはこれまでの旅で培った全てをこのバトルにぶつける」
「私もそうするわ」
審判のベルの言葉にトウコとチェレンは頷き、お互いに言葉をかわした。
「それじゃあ始め!」
「エルフーン、まずは葉っぱカッター!」
「かわしてきりさく!」
トウコはベルが言い終わるのと同時にエルフーンに指示を出した。
レパルダスは素早く葉っぱカッターをかわし、エルフーンにきりさくを決めた。
「エルフーン、大丈夫!?」
エルフーンはすぐに体勢を立て直して、頷いた。
「もう一度葉っぱカッター!」
「またかわして、辻斬り!」
「わたほうし!」
エルフーンは葉っぱカッターをした後、すぐに自分の回りにわたほうしを撒き散らし、辻斬りをガードした。
「今よ、葉っぱカッター!」
「かわせ!」
チェレンが叫ぶが、わたほうしでレパルダスは素早さが下がり、葉っぱカッターを避けられなかった。
「レパルダス!」
レパルダスは葉っぱカッターをなんとか耐えた。
「もう一度辻斬り!」
今度の辻斬りは、エルフーンに直撃した。
「エルフーン、耐えて!」
エルフーンは顔を振るい、凛とした様子で体勢を立て直した。
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