短編4
□私達だってやれば出来る
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「うぅ……フィリッジ達がいるとはいえ、やっぱり私達だけじゃ不安だよ」
「そうだけど、絶対にリオンとレオを助けないと!」
不安そうにとある廃ビルの前に佇んでいるのは、良く似た容姿をしているミレイとミレナ。
そしてミレナのポケモンであるアンとシエル、そしてレオのポケモンであるフィリッジとルラだ。
何故このような状況になったかというと、時は遡る………
とある街にて、偶然レオ達と出会ったリオン達。
成り行きでしばらく行動を共にしていると、シャドーの残党達の襲撃を受けたのだ。
本来ならそこらのトレーナーでは、レオとリオンの敵ではなかったが……
「レオ!!」
「嘘でしょ……リオン!!」
目の前の光景が信じられず、目を見開くミレイとミレナ。
シャドーの残党達によってリオンとレオが、捕らえられてしまったのだ。
「くそっ!」
「何だよ、この鎖!?力が入らねえ」
2人を捕らえている鎖は怪しげに光を帯びている。
「ふん!オレ達を見くびり過ぎたな!」
「オレ達でも、お前らを倒すことは出来なくとも捕獲は出来るんだよ!」
「シャドーの研究部隊が開発した捕獲装置は力じゃあ壊れねえよ!」
「ふはははは!無様だな、お前ら!」
フィリッジとルラ、アンとシエルがレオとリオンを助けようとするも2人を盾にされ思うようにいかない。
「レオ達を離して!」
「そうはいくか、コイツらには散々邪魔されたからな…きっちり報復させてもらうぜ!」
「コイツらさえいなけりゃ、オレ達だけでも好き放題出来る!」
「じゃあな!」
「ちょっと待ちなさいよ!」
「リオン、レオーー!」
ミレイ達はシャドー戦闘員を追うも見失ってしまう。
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