新たなる闇の風

□動き出す不穏な影
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それは突然のことだった。



「な、何ですか、アナタ達は?」


リュウトがとある街を歩いていると、突然黒装束の男達に囲まれた。

シアーはリュウトの前に立ち、黒装束達を威嚇する。



「一体ボクに何の用ですか!?」

「……お前の手持ちにルギアがいるな」

「えっ!?」

「……ルギアをこちらに渡してもらおうか」

「(…どうしてルギアがボクの手持ちにいることを知ってるんだ?)」


リュウトは驚きつつ、警戒心を強め、ひとまずしらをきることにした。





「ルギア?何のことですか?」

「……ふん!誤魔化しても無駄だ」

「……お前がルギアを持っているのは確かなことだ」

「……渡すつもりがないなら、力づくだ!いけっ、キリキザン!」

「キリキザン?そのポケモンは?」


リュウトは初めて見るキリキザンを図鑑で確認する。

キリキザンはイッシュ地方に生息しているポケモンだ。




「キリキザン、つじぎり!」

「シアー、ハイドロポンプ!」


シアーがハイドロポンプでキリキザンをぶっ飛ばす。

だが、キリキザンはすぐに起き上がる。




「シアー、もう一度ハイドロポ……バキッ!…うわっ!」

「……我々はバトルをしに来た訳ではない」


別の黒装束にいきなり背後から殴られ、リュウトは倒れる。

シアーもリュウトに気を取られている隙にキリキザンの攻撃を受け、倒れてしまう。




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