猫の休憩室
□9月12日
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「…………で?この奇跡のコラボは、一体どういうワケ?」
アルバロの問いに、リュウタロスと話をしていた鈴村は、顔を上げて、アルバロの方を見る。
「俺にも、よく分からないんだって。…まぁ、その内元に戻れるから大丈夫だろ。…………多分」
「ははっ。健一のそういう所、嫌いじゃないけど、もっと危機感を持とうか?」
「【危機感持て】って言われてもな〜…」
こんな状況で危機感も何もない。
それに、鈴村自身も、内心はとても混乱していた。
「ラビちん、お菓子持ってない〜?」
「お菓子?悪ぃ、持ってねぇさ〜」
「ラビちんのケチー」
なんせ、自分の前には、自ら声を吹き込んだであろう人物達がいるからだ。
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