猫の休憩室
□5月16日
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「…………………」
こんにちは。
皆さんご存知の通り、鳥海浩輔でございます。
「どこだ?ここは」
「あれー?さっきまで女の子と話してた筈なんだけどな〜?」
「椿?いないの?」
周りをキョロキョロと見渡している若松と千石と梓。
「貴方は、不思議な格好をしている。それは、本物ですか?」
「そうだが、あんたは異国の人間なのか?」
こっちには、セシルと斎藤。
……………あぁ、これが鈴や三木さん達が言ってた夢か現実か分からない不思議な体験ってヤツか。
「俺まで体験しちゃったよ」
あっちこっちで、俺の声が飛び交う。
……つーか、千石くん懐かしいな。
俺が何歳の時だっけ?
「さっきから、なに騒いでんの?寝れないんだけど」
「その様な所で寝ようとするな。それに、他の者の邪魔になる」
「嫌だね。なんで、アンタの言うこと聞かなきゃいけないワケ?」
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