月明かりが導く者

□月明かりが導く者
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これは、力が全てを支配していた頃のお話。
この街では、ある噂が人々の間で流れていた。


「なぁなぁ。月光狩って知ってるか?」

「月光狩って、あの6人組のことか?」


この街に突如現われた月光狩と名乗る6人組の男達。
彼らは、マフィアや罪人達を捕まえては、軍人などに突き出しているのだ。


「そうそう、それだよ。そいつらがブルーメンっつーマフィアを捕まえたらしいぜ」

「マジかよ。アイツらが出てきてから、思うように動けなくなったよな〜」

「確かに((笑」

「何々?なんの話してんの?」

「ぅわっ!?」


男2人の間から、ひょこっと出てきた元気そうな青年。


「なんだよ、テメーは」

「いや、ちょっと待て!赤髪に赤目って……、とっ‥藤堂 友紀!!?」

「うん、そうだけど?」


そう。
この人物が、さっき男達が話していた月光狩の1人・藤堂 友紀である。


「ねぇ、何の話してたの?」

「何って言われても……」

「なぁ…((汗」


男2人は、答え悪そうに互いの顔を見合わせていた。



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