月明かりが導く者

□ミッションスタート
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日が落ち、人々が眠りについた頃。
何やらある倉庫から話し声が聞こえてくる。


「こちらが頼まれていた品です」

「あぁ、ありがたい」


男達の周りには、小さい箱ではあるが、何やら怪し気な物がいくつも積み重なっていた。


「全く。思わぬ奴らが出てきたおかげで、予定が大分ズレてしまった」

「【思わぬ奴ら】とは、月光狩の事ですか?」

「あぁ」

「奴らは、一体何が目的なんでしょうか?」


この男達もまた、月光狩の存在に少々面倒を感じているらしい。


「心配する事はありませんよ。我ら以外、誰もここを知りません」

「もし見つけたら、その時に殺せば良いだけの事だしな((笑」

「しかし、すぐ殺すのはどうかと思うのですが……」


ボスらしき男は、部下と取引相手のそんな何気ない話を聞いて、何やら違和感を感じ取っていた。


「話が逸れてしまったな。では、約束の金を――」



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