月明かりが導く者
□超兵
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｢翼､そっちに行ったよ！｣
｢よっしゃ！任せとけって！｣
トンファーを構え､男へと殴り掛かる翼｡
しかし､男は翼の攻撃を簡単に避け､裏道へ逃げようとする｡
｢ちっ｡雅､頼んだ！｣
｢任せて下さい！いきますよ〜｡せーのっと！｣
｢うおっ！？｣
雅貴は､看板を持ち上げると､そのまま逃げている男の方へ投げ飛ばす｡
｢ばっ…､化け物だ｣
｢大人しくしていて下さいね｡僕だって､手荒な真似はしたくないんですよ？｣
そう言っている割には､随分と手荒なやり方をしていると男は内心思っていたとか｡
｢友紀ちゃん､捕まえましたよ〜｣
｢じゃぁ､後は報告だけだね｣
【俺､行ってくる】とだけ言い残して､友紀は１人で報告をしに行き､残された雅貴と翼は､男達が逃げない様に見張っている事にした｡
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