闇夜に潜む猫

□猫と猫
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未央は、いつも通り由那達と学校に登校していた。


「――てことは、由那も海斗もアイツらに会っちゃったってワケだね?」

「「…………」」


2人からの返事はない。


「……つーことで、隊長も奈織も気を付けなよ」

「なんで?」

「……正体知られたいのか?アンタは」

「了解しましたぁ!!だからそんなに怒らないでぇぇ!!」


そんなやり取りをしていると、あっという間に学校へと着いていたのだった。


「……あ、もう着いた。早いな〜」

「本当だね」


靴を履き替え、ピロティに行くと、茶髪と黒髪の女性が2人、ベンチに座っている。


「あ!未央、おはよ」

「おはよ」

「おはよ。愛加、真依」


茶髪に瑠璃色の瞳を持つ女性は仲田 愛加。
そして、黒髪に黒目の女性は林 真依。
どちらも、未央のクラスメートである。


「早く教室行こ。まっつーもいるしさ」

「了ー解!んじゃ、また後で」


未央は3人に手を振ってから、愛加と真依と一緒にその場を去って行った。
その後、残った3人も、それぞれの教室へと向かって行ったのだった。



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