闇夜に潜む猫
□旧 捺鬼メンバー登場
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捺鬼メンバーは、いつも通り生徒会室にいた。
「あ〜ぁ、今日もまた情報なしか」
「これはもう、あの人達に頼む他ないんじゃない?凍夜」
「……………」
凍夜は嫌そうな表情を浮かべていた。
「そんなに嫌なのか?」
「…………」
「顔見れば分かるよ」
龍騎が笑みを浮かべながらそう言うと、凍夜はますます機嫌を悪くしてしまった。
「怒らない怒らない。また眉間の皺が増えるよ?」
「誰のせいだと思ってんだよ」
「え?りっくんのせいでしょ?」
「なんでだよ!」
龍騎と陸のそんなやり取りを、祐斗は冷めた目で見ていた。
すると、今まで黙っていた凍夜が口を開いた。
「アイツらとは会いたくねぇ」
「【会いたくない】じゃなくて、【横取りされたくない】の間違いでしょ?」
余計な一言を言ったせいで、凍夜に睨まれる事になった龍騎。
「おっと。怖い怖い((笑」
しかし、本人は楽しんでいるようで。
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