猫の休憩室

□9月12日
3ページ/6ページ


「えー!!うさぎちゃんと一緒なんて、やだぁ!僕、お兄ちゃんと似たかった」


一方、リュウタロスはラビと似ていると言われてショックだったのか、駄々を捏ねる。
鈴村はと言うと、子供の様な笑みを浮かべ、嬉しそうにリュウタロスの頭を撫でていた。


「俺、ラビちんと似てなくてよかった〜」

「……バロちん、俺の真似しないでよ。捻り潰すよ?」


遊び半分で、紫原に近い声を出すアルバロ。
紫原は、自分の真似をされた事に苛立っていた。


「アルバロの声は、紫原に似てっから、一瞬本人かと思ったぜィ」

「いや、似てる似てない以前に、お前ら全員俺の声だからな?」

「さすが、鈴村さんでさァ。無駄に銀魂で俺の声をしてただけはありますね、そのツッコミ」

「無駄は余計だ。サド王国のドS王子!!」


ギャーギャーと騒ぐ鈴村と総悟。
その光景は、なんとも不思議なものであり、なんとなく癒されるものだった。



.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ