猫の休憩室
□9月12日
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「えー!!うさぎちゃんと一緒なんて、やだぁ!僕、お兄ちゃんと似たかった」
一方、リュウタロスはラビと似ていると言われてショックだったのか、駄々を捏ねる。
鈴村はと言うと、子供の様な笑みを浮かべ、嬉しそうにリュウタロスの頭を撫でていた。
「俺、ラビちんと似てなくてよかった〜」
「……バロちん、俺の真似しないでよ。捻り潰すよ?」
遊び半分で、紫原に近い声を出すアルバロ。
紫原は、自分の真似をされた事に苛立っていた。
「アルバロの声は、紫原に似てっから、一瞬本人かと思ったぜィ」
「いや、似てる似てない以前に、お前ら全員俺の声だからな?」
「さすが、鈴村さんでさァ。無駄に銀魂で俺の声をしてただけはありますね、そのツッコミ」
「無駄は余計だ。サド王国のドS王子!!」
ギャーギャーと騒ぐ鈴村と総悟。
その光景は、なんとも不思議なものであり、なんとなく癒されるものだった。
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