11/29の日記
19:11
書きかけて没ったお話
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「ねぇ炎真、君もそろそろ人間界で修行しておいで」
にっこり微笑みながら言うのは、上司であるコザァート。
だがその笑みからは、有無を言わさぬ迫力が満ち溢れている。
しがない神様見習いである炎真が抗議できる訳もなく。
渋々人間界に行く準備をしていた時。
突然、むんずと首根っこを引っ張られ………。
「その身一つで行ってこんかい!!!!」
ポイッと。
まるで犬猫を放り出すように、天界から放り出された。
炎真は思った。
神様のくせに扱いひでぇ、と。
「………ん?」
沢田家の長男・沢田家康は、リビングから見える自宅の庭で、見知らぬ少年が倒れているのを発見。
年の頃は目に入れても痛くないくらい愛しい愛しい愛しい愛しい…(鬱陶しいので割愛)…妹と同じだろうか。
しかし、他人様の家で倒れているとは何事か。
如何なる理由があったにせよ、これは不法侵入だ。犯罪だ。
「ツナ!アラウディに連絡を!我が家に泥棒とやらが入ったぞ!」
「えぇ!?」
キッチンでお菓子を作っていた沢田家の長女・綱吉嬢は、兄の言葉に驚き、目を見張りつつ、あたふたしながらも自身の携帯電話に手を伸ばす。
その間、家康はリビングから庭へと繋がっている硝子扉を開け、不法侵入者に向かってずかずかと近付いていく。
一見優男風に見えて、実はめっぽう喧嘩に強い家康。
現在の戦歴は149戦中149勝。
内、122回はK.O勝ち。
………強すぎねぇ?
そんな無敗無敵を誇る家康だ。
不法侵入者など、赤子の手を捻るくらい簡単なことだろう。
家康は自宅の庭で倒れている少年の前まで来て、取っ捕まえようと腕を伸ばした瞬間――――微かであるが、少年から神聖なオーラを感じとり、ピタリと動きを止めた。
そして、ジッとその顔を見つめた。
(………こいつは………)
「あっ!あっ、あっ、あっ、アディさんですか!?お仕事中にごめんなさい!今ですね、うちにどろぼうが入ったみたいで……!!」
「アラウディ、すまん。俺の早とちりだ」
途中まで書いて、お手上げした作品の一つを掘りあげました。
家康(ジョット)と綱吉は兄妹です。
そして神様見習いの炎真くんといった、パラレルもパラレルなお話。
ちなみに炎真くんは縁結びの神様見習い。
家康さんには霊力があり、綱吉にも多少霊力があります。
だから家康さんは炎真くんが神様的な存在だと気付きました。
………そんなお話です(笑)
恐らく、このお話を書こうと思った当時の自分は、ラブラブな炎ツナを書きたかったのでしょう…。
でも結局お蔵入りになったけどね(大笑)
こうしてここに出せただけでも満足ですYO!
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