12/03の日記

12:34
黒ツナが嫌われたその後…
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青い空。白い雲。
どこまでも広がるエメラルドグリーンの海。
そんでもって、傍にはナイスバディなおねーさんが三人。みんな水着姿で、俺に密着するようにもたれ掛かってくる。

このおねーさん達は俺の愛人さん。
プロモーションはもちろんのこと、頭も良いし、自衛に格闘と重火器の扱いまで心得てる。
もっといえば、権力にコネ、それぞれ違ったパイプを持っているから、まさにパーフェクト。
無一文な俺だが、何かを頼めば一つ返事で頷いてくれるし、物分かりもよくって超便利♪

他の男が見たら、思わずアメリカンな笑いが出ちゃう光景だよね。
HAHAHAHAHAHAHA………!


「ツナ」


おねーさんの一人、ルリアが俺に話し掛けてきた。
彼女は俺の背中に自分の背中をくっつけて、いわゆる背中合わせの体勢で、膝にはノートパソコンを抱え、ボンゴレの情報を逐一報告してくれる。
キレーで優しいおねーさんだよ♪


「んー?どうした?ボンゴレになんか動きでもあった?」

「シカゴのエリンヌから連絡があったんだけど、どうやらボンゴレがここの場所を突き止めたらしいわよ?」


うげろ。あいつらマジでしつけぇーなぁ。

せっかくキレーなおねーさん達とバカンスを楽しんでいたのに、台無しじゃんか。くそ。
腹いせに、いっぺん本気でボンゴレ本部にミサイルぶちこんでやろうかな?
俺がそう思ったとき、他のおねーさん達も何やら怒り始めた。


「なにそれ信じらんなーい!」

「ちゃんと調べもせずにツナを悪者扱いして、先にツナを切り離したのは、ボンゴレの方じゃない!」

「そのあと、血筋の問題がどうのこうので『戻ってこい』なんて、ムシが良すぎるわ!」

「ツナ!ボンゴレなんかに戻る必要はないからね!」


当事者である俺以上に怒ってくれるおねーさん達。
可愛くって仕方ないね。


「もちろん、あんな腐ったアサリ貝に戻る気はサラサラねーよ」

「じゃあどうするの?」

「とりあえず、フランスのアリエッタんところに匿ってもらおうかな?」

「なら、私の自家用ジェット機を使って。半日足らずで着くはずだから」

「ありがと、ルリア♪」


マジで良くできた愛人だ。
ごほうびにキスの一つでもやれば、目元をうっすらと赤く染める。あは、可愛い反応♪


「もぉ!せっかくツナとのんびりバカンスが楽しめると思ってたのにぃ〜!」

「こうなったら、とことんボンゴレに嫌がらせしてやるんだからぁ〜!」


残りのおねーさん達は、俺と過ごせる貴重な時間をボンゴレに潰されたとあって、ボンゴレを標的にしばらく遊んでやるつもりみたいだ。
不思議なことに、俺の愛人達は揃いも揃って俺至上主義の集まり。俺のためなら火の中水の中………って感じなんだよなぁ。
念のために言っとくが、俺がそう躾た訳じゃねーからな。
………ま、俺自身は楽だから良いんだけど。


「おいおい、何も今すぐ行きはしねーよ」


久々の逢瀬だし?
楽しむことは楽しんでからじゃないと。













………はい。
黒ツナ様の華麗な愛人生活の模様をお送り致しました(笑)
無一文で家無しのくせに、お金があって家のある人よりも贅沢な生活をしてますよ、彼は。
羨ましいなぁ!ちくしょう!(笑)

所々、危うく艶っぽい雰囲気を醸し出しそうになったのはここだけのお話…(汗)

黒ツナの愛人さん達は、世界各国のどこかしこにいらっしゃいます。
愛人さん達はツナを本気で愛しているので、ボンゴレが世界で一番大嫌いです。
ツナを愛する者同士、敵対心どころか親近感を持ち、友情が芽生え、愛人同士でネットワークで繋がり、ボンゴレの動向を報告しあったりと、とても素晴らしいチームプレーを見せてくれます(笑)

恋敵の恋敵は味方って感じですね♪(意味不明)

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