12/20の日記
13:14
綱吉入れ替わりネタ
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このお話を拝読されるにあたっての、簡単なご説明を致します。
どこぞの誰かさんによって嵌められて、仲間や身内から裏切られて傷付いた綱吉が、十年バズーカの誤作動によって、別世界の綱吉と入れ替わってしまうお話になります。
もっと簡単に言いますと、皆に嫌われた純ツナが、何様俺様黒ツナ様に替わります。
………………………これでだいたいのオチは読まれたかと思います(笑)
こんな設定でも良いと仰ってくださる御方のみ、下へスクロールしてください。
十年バズーカで入れ替わった時から始まります。
「ガハハハハハ!ツナ、ちねー!」
毎日毎日繰り返される、暴力の数々。
傷付き、ボロボロになった綱吉は、心も体も疲弊していた。目を開けるのも億劫だった。
だから綱吉は、自分に向かって放たれた物が、十年バズーカであることに気付かず、『これで死ねないかな…』という淡い期待に、ゆっくりと意識を手放した。
「バカ!アホ牛!それは十年バズーカじゃねーか!それじゃ沢田の奴は死なねーよ!!」
獄寺の叫びも虚しく、十年バズーカは見事、綱吉の体を直撃した。
ボフンッ!モクモクモクモクモクモクモクモク………。
毎度お馴染みの爆音と、辺りに充満するピンク色の煙。
その場にいたリボーン、獄寺、山本、了平、雲雀、ランボは、襲ってきた煙に思わず顔を反らした。
そして――――――。
「………くそッ!パインから3億踏んだくれるチャンスだったのに………!邪魔してくれた自殺志願者はどこのどいつだ!?!?!?」
ピンク色の煙の向こうから現れたのは、十年後の綱吉―――ではなく。14歳の姿のままの綱吉だった。
ようやく煙が晴れたところで、リボーン含む以下五名は、訳が分からず首を傾げた。
「リ、リボーンさん………あいつは………?」
「………十年後のダメツナ………じゃないことは、確かだな………」
十年バズーカは、十年後の自分と5分間だけ入れ替わることが出来るもの。
おおよそ非現実的なお話だが、十年後の世界を体験している連中は、すんなりと物事を把握した。
あの天然な山本も、融通のきかない了平も、リアリストである雲雀も、だ。
すでにランボは、自身のボスから十年バズーカの使用を禁止されていることをきつく言い渡されていたことを急に思い出し、自分が招いた現状にも関わらず、「お………おれっち1抜けた〜!」と捨て台詞を残して、その場からさっさと逃げ出していた。
リボーン達にしてみれば、ランボ一人が抜けたところで大した問題ではない。むしろ、味方のことも考えずに攻撃を仕掛ける子どもだ。いない方が好都合というもの。
問題なのは――――――。
「テメーらか?人が儲かってるって時に邪魔してくれた糞屑ゴミ共は?その勇気を讃えて、死ぬ一歩手前まで送ってやるよ」
十年バズーカの誤作動によって現れたのは、この時代の綱吉そのもの。
しかし、彼から放たれる尋常ではない殺気、威圧感、憎悪―――おそらく、平行世界(パラレルワールド)に存在する綱吉なのだろう。
でなければ、最強の名を欲しいままにしている黄のアルコバレーノが、冷や汗を掻くなんて失態を誰が予想出来るだろうか。
とその時、もう一人の綱吉が眉をひそめた。
「………あん?よく見てみりゃ、妾腹ハーフと屑寿司息子。ボクシングカスにヒヨコ風紀と堕ちた黄のアルコじゃねーか」
ギクリ、と肩を震わせたのは一体誰だっただろう。
自分達の知る綱吉の声は、こんなに低くもなかったし、冷たくもなかった。
しかも彼は、誰一人として名前で呼ばなかった。
自分達の知る綱吉は―――。
「まぁどうでも良いや。とりあえずお前ら全員殴らせろ」
途中で飽きてしまいました。本当にごめんなさい(土下座)
このあと、全員完膚なきまでに叩き潰されます。容赦なんてありません。
その後も元の世界に戻れなかった綱吉は、しょうがなく普通に生活を始めます。
悪女(悪男)によって洗脳された並中生は綱吉を懲らしめようとしますが、きれいに返り討ちに遭います。
しかも家族を巻き添えにしてやり返すので(女家族を愛人にして味方にしたり、父親が勤める会社を潰したり取引先に圧力かけたりなど)、誰ももう綱吉に手を出そうとしません。
綱吉(黒)を虐める=自分の人生のピリオドに拍車をかけてしまう。
ちなみに綱吉が「パイン」と言ったのは、六道を巡り廻ったあの御方のことです。
黒ツナの世界に行ってしまった純ツナは、とりあえず大丈夫でしょう。
ただ、黒ツナの愛人さん達に追われることになると思いますが。
………嫌われというより、ギャグに近いですね、これ(笑)
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