小ネタ箱
短編にまでならないお話（小ネタ）を、思いつきでupしていきます。
◆誉めて下さい
・鮫夢
「誉めて下さい！」
誉めて下さい
「あ゛？」
耳慣れた声と似合わないその科白に、一瞬だか頭が真っ白になった。悪い意味で聞き慣れた筈の言葉が、耳障りのいい声で発せられたのだ。機嫌が悪いわけでもなかったが、出たのは三割増しで低い声。
「…お前かぁ？」
「えっへん！スクアーロ作戦隊長、私を…誉めて下さい！」
「断る。」
どうしてですかと尋ねる声に、呆れ半ばに溜め息を吐く。
「レヴィ・ア・タン隊長の言葉をお借りしてみたんですけど…。お気に召しませんでしたか？」
あんな変態の科白をもらって、お気に召すヤツなんかいるわけがない。
そう思うも、目の前でシュンと落ち込まれては仕方ない。
「そういう意味じゃねえぞお゛。」
「ほんとですか！じゃあ、誉めて頂けるんですね。」
破顔するコイツの頭に、そっと手を伸ばす。
多少荒っぽくも撫でてやると、頬を染めるときたもんだ。
コイツは、オレに何を望む。
部下としての信頼か？
それとも…―
「ミッションコンプリート♪それじゃあ、スクアーロ作戦隊長、失礼します。」
「あ゛？」
ペコリと頭を下げて去っていった後ろ姿に、オレはなんとも言い難い感情を抱いた。
fin.
2012/06/16(Sat) 12:17
◆遅れながら
・ディーノ
「はい、コレ。」
「え？」
「見てわかんない？バレンタインの…―」
「チョコレート、だろ？でも、なんで今日なんだよ。バレンタインデーは一昨日だろ？」
「…だよ。」
「何だって？」
「…っ、忘れてたんだよ！この種馬がっ！言わせんじゃないよ！」
なんてねw
2012/02/16(Thu) 00:44
◆01.言葉
・スクアーロ夢
・一般人/彼女
何事も、言葉にしなきゃ伝わらない。
アイツなら分かってくれるだなんて、虫がよすぎる。
「という訳だから、ちゃんと私に愛の言葉を囁きなさい。」
「何が、という訳、なんだ。」
「いいからいいから。細かい事は気にしない。」
だって、不安になるんだもの。
任務の度に、その体を血に染めて帰ってくる。
それが殺した標的の物だって事は分かってる。
でも、この不安は拭えないの。
「いつ死ぬか分からない人生よ。いつまで一緒かなんて、誰にも分からない…。」
スクアーロが生きていても、私はそうじゃないかもしれない。
私はヴァリアーでも何でもない。
ただの一般人。
身を守る術も、何も知らない。
「う゛おぉい、この俺の存在を忘れてねぇかぁ゛？」
「…何を言ってるの？」
「お前は俺が守る。こっちの世界に連れてくる時、そう言っただろぉが。」
「それは…、そうだけど。」
…驚いた。
まさかあの時の言葉を覚えていただなんて。
信じていなかった訳じゃない。
でも、信じていた訳でもない。
あわよくば――その程度だ。
「耳の穴かっぽじってよく聞けぇ。二度は言わねえからな。」
「…うん。」
鋭い眼光から、目が逸らせなくなる。
きっと彼は、私が望むそれ以上の言葉をくれるだろう。
スクアーロとの付き合いは長い。
だからわかる。
「スクアーロ。」
「あ゛？」
「愛してる。」
この愛しい気持ち。
私から伝えよう。
2011/10/06(Thu) 16:04
◆痛くないと微笑うから
・ベル夢
・狂愛/ベル視点
・軽い血の表現あり
オレは、アイツの血を見るのが好きだった。
いくらナイフで傷つけたって、笑顔でオレの名前を呼んでくれる。
痛みに歪んだ笑顔。
涙を堪える、その顔。
「うししっ。…たまんねえ。」
とっくに可笑しくなってる。
オレも。
…アイツも。
痛くないと微笑うから
(オレはもっと苛めたくなる)
―――
久しぶりのベル王子。
深夜テンションで書いてしまいました。
意味のわからない一人語り乙。
なんか流血表現っぽいのが書きたい…。
昔のディノさん夢でも発掘するかな。
2011/09/25(Sun) 00:30
◆ドラ○エ３ 火乃龍弥
・並盛ボーイズ
・お友達/山本夢
「ツナはー、魔法使い。獄寺は…。んー、悩むなあ。」
「どうしたんだ？元気ないのな。」
「あ、山本。それがね、結構深刻な悩みなんだよね。」
「そうなのか？」
「うん。このままじゃ、獄寺はニートになっちゃうよ。」
「ん？」
「だって、獄寺にぴったりの職業がないんだよ！？ル○ーダの店も受け入れてくれないよー！」
「…？」
「あ、でも、その考えでいったら山本は…。まあ、剣しか装備できないという自己設定の下、戦士にするか。」
「…。」
「あれ？どうしたの、変な顔しちゃって。」
山本って、ゲームも普通に好きそう。
知ってるからこそ、何も言えないww
獄寺は日本のゲームはあまり知らないんじゃないかな？
微妙なゲームネタで、すみません。
2011/09/12(Mon) 23:49
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