ギフト

□馬鹿
1ページ/2ページ


馬鹿









「あんたアホか!?」

「アホじゃありませんよ」

「じゃあ、馬鹿か!そりゃそうだよな、俺が戦ってる間に勝手にこんなこと‥‥」

「仕方ないでしょう?風呂上がりでタオル一枚の黒崎サンが風邪引かれちゃ困るから、あっためてあげてるんスよ?」

「ふっざけんな!早く俺の体返せ!は、離れろ!!さっさと帰れ!!」

「抜け、の間違いでしょ?それにアタシが帰って大丈夫っスか?」

「へ?」

「小細工なしで済むと思ってるんスか?」

「何‥‥したんだよ」

「さあ。馬鹿なんで忘れちゃいました。でもそんなに帰れって言うなら帰りま‥‥」

「待った!」

「帰らなくていいんスか」

「う‥‥‥‥うん」

「そうっスか!まあ、とにかく体に戻りなさいな、夜はまだまだ長いっスからね。いっぱい鳴かないと薬の効果切れないっスよー!」

「‥‥」

「のど飴と湿布もありますから大丈夫っスよ。たった6時間じゃないスか」




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ