ギフト

□隠させない
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隠させない









「黒崎サン」

「なんだよ?」

「スイマセン」

「何が?」

鏡の前で第一ボタンをしめながら、浦原さんを振り返る。

「いえ。勉強頑張って下さいね。後ろばかり気にしちゃダメっスよ」

「?」


**


「一護、痣あるぞ?」

「えっ?」

「ここ。首の後ろんとこ」

「啓吾!そんなデリケートな話したら一護が困るだろ!」

水色の発言にため息が出る。

「見えねぇように隠してたのに意味ないな‥‥」

シャツの中。

襟足。

あの人の唇。




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