ギフト
□隠させない
1ページ/2ページ
隠させない
「黒崎サン」
「なんだよ?」
「スイマセン」
「何が?」
鏡の前で第一ボタンをしめながら、浦原さんを振り返る。
「いえ。勉強頑張って下さいね。後ろばかり気にしちゃダメっスよ」
「?」
**
「一護、痣あるぞ?」
「えっ?」
「ここ。首の後ろんとこ」
「啓吾!そんなデリケートな話したら一護が困るだろ!」
水色の発言にため息が出る。
「見えねぇように隠してたのに意味ないな‥‥」
シャツの中。
襟足。
あの人の唇。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ