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□もしも
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もし沙布が平和な西ブロックにやってきたら



「沙布、紹介するよ。こっちがネズ」
「ご機嫌うるわしゅう、レディ。紫苑の恋人のネズミです」
「!?」
「な、なに言ってんだよ、ネズミ」
「くす。だって本当のことだろう」
「紫苑、まさか本当に…」
「ち、違うよ、沙布」
「違わないだろう、紫苑。いつも一緒のベッドで寝てるし」
「それはベッドが一つしかないから!」
「キスもした」
「キッ…」
「キスは挨拶だってネズミが」
「じゃあ昨日可愛く鳴いたのは」
「あ……」
「紫苑…わたしの紫苑が…」
「じょーだん。おれの紫苑だから」
「男同士じゃないっ」
「頭固いなぁ。これだからエリートは。残念ながら紫苑の処女はおれがもらいました」
「なっ……!紫苑、こんなところにいたらだめよ。わたしの紫苑がドブネズミに穢されちゃうわ」
「だーかーら、紫苑はおれの…」





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