BlueDream
□殺人少女と白いピエロ
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ザクリ。ザクリ。
月の光りが辺りを薄暗く照らす中。
わたしは、はっと意識を取り戻した。
右手にはナイフ。
目の前には、血まみれの死体。
「……あーあ」
またやっちゃった。
手が血まみれで気持ち悪い。
ふぅ、とわたしはため息をこぼす。
パチパチ。
「………?」
拍手の音に、わたしは首を傾げた。
見てみると、白いピエロのような格好をした男がいた。
「いやいや、素晴らしい。
そんなおもちゃのようなナイフで人が殺せるとは……」
私、知りませんでした。と、男は言った。
「……だれ?」
「ああ、名乗り遅れました。
私、メフィスト・フェレスと申します」
「メフィスト?」
「あなた、祓魔師になりませんか?」
そう言って、白いピエロはニヒルに笑った。
―END―
ただわたしが殺人鬼好きなだけです(-.-;)