*小説(♂)*
□☆2人の七夕物語☆
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☆2人の七夕物語☆
「ちわーッス☆」
静か過ぎる中央司令部に久々に聞く少年の声が響く
その声の主は国家錬金術師のエドワードエルリック
セントラルに着いた事自体が3ヶ月振りだった
「こんにちはιι」
いつもと違う雰囲気の司令部に戸惑いながら鎧の姿をした弟のアルフォンスは小さな兄の後をついてゆく
顔見知りの受付の人に挨拶を交わした後2人は目的の部屋へ向かう
「今日はやけに静かだな」
「そうだね。何かあったのかな」
人が少ないと思いながら2人は廊下を歩く