*小説(♂)*
□-粉雪-
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「僕が兄さんを守る!!」
血まみれの兄を抱きかかえ鎧の身体になってから僕は心にそう決めた
だけど
僕はいつだって
一人じゃ兄さんを守れない無力な男なんだ
-粉 雪-
北国の様に雪こそは降らないがリゼンブールも季節は冬を迎える
久々に墓参りをしようと2人は故郷へ戻ってきた
それはただの良い訳でもう一度懐かしい人々に会いたくなったのかもしれない
実はエドが人間兵器として戦争に出ることになった
だから帰る場所を確認したかったのかもしれない
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