*小説(♂)*

□白雪姫
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白雪姫








むかーしむかしある国に元気な男の子が産まれました


「まぁなんて可愛いのかしら♪」






可愛らしい赤子を見て王妃はとても喜びました


「この子は可愛いから白雪姫と名付けましょう♪♪」







その発言に国王はとても慌てます



「あのっ;トリシャ;;その子は男の子‥「んー♪そうねぇ♪♪
あだ名は‥エディにしましょう☆どんなドレスを着せてあげようかしら」」


嬉々としてエディのための服を想像しだした王妃に王は何も言えませんでした


それからエディは女の子として育てられました













-数年後



「なぁ。父さん」

「なんだいエディ」





フリフリのドレスに身を包んだ少女のように美しい少年は父に話しかける




「私本当は男だよな?なのにどうしてこんな格好するんだ?なんで姫なんだよ」


嫌そうにドレスの裾をつまむ






トリシャの前では完璧に女の子を演じていたエディだったので王は気づかなかった



ついに自分の性別に気づいてしまったか‥と王はため息をつく









「母さんはね。エディが可愛いくて!可愛いくて!たまらないんだ!!!だから女の子の可愛い服を着せるんだよ」




王は嘘ではなく本当の事を話す
それに他に理由など思いつかなかった
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