稲妻

□過去拍手文
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パーティなんざに出るつもりはなかったが九代目がどうしても来いと言ったから仕方なく参加した


「ゔぉぉおい!九代目!」


「やぁ、スクアーロ君
本当に来てくれたんだね」


「てめぇが来いっつったんだろうがぁ!」


相変わらずムカつく野郎だ、このジジィ


「今日、君に来て貰ったのは私の息子に会ってもらおうと思ったんだ」


「息子だぁ…?
あぁ、XUNXUSとか言う奴かぁ」


「そうだ、会った事なかっただろう?
あの子もこのパーティに参加しているはずだ
探してごらん?」


「探すだと?!
なんで俺が!」


「それじゃあ、失礼するよ」


…………あンの糞狸め!


実際会った事はないが噂ぐらいは聞いたことはある

赤い鋭い目を持つ、絶対的な畏怖の念を抱く男だ、と

しかし探すとなると厄介だ

なんせこんなに人が多いんだ



───────────────


暫く探したがそれらしき男は見つからなかった

裏庭に行くと人もいなく風が気持ち良かった

木々に囲まれた裏庭には一人の小さな男がいた


「おい、そこのお前……。
何故こんな所にいる」


男はゆっくりと振り向きこちらを見た

赤い鋭い目、でだ


「……誰」


俺を睨み付ける男からは僅かな殺気が含まれていた

ゾクッと全身に鳥肌が立ち体が動かない


「……スペルビ……スクアーロ、だぁ」


男からはの殺気はなくなりどっと汗がでた

一瞬で分かった

“この男には敵わない”と
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