稲妻
□囁き
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円堂は部活の前に日直の仕事をこなす。
「待ってなくてもいいんだぜ?」
「大丈夫だ。
さっさと片付けてこい。」
鬼道に気を遣うが断られてしまった。
内心嬉しかったため急いで仕事を片付けて部活に行こうと思った。
――――――……
急いで片付けたが直ぐには終わらなかった。
教室を覗くとうつ伏せで寝ている鬼道を見つけた。
「(しまった。遅すぎた。)」
静かにドアを開け、鬼道に近づく。
「(ゴーグルしたまま寝てるし。)」
ぷはっと笑ってしまい、慌て口を塞ぐがまだ寝ていたため一安心。
「(疲れてるのか?)」
鬼道は遅くまで作戦を練っていたり、勉強したりといつも多忙そうだ。