復活

□リング篇
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暴走と商店街



黒曜であったことから既に一月以上経過した

俺としてはその後のことの方が色々あって大変だったんだがな

それも今では落ち着いて呑気に学校生活を満喫中



『ビバ☆青春』



……なんちゃって、とボケてみる

俺の家庭教師のリボーンが何言ってんだコイツという目で俺を見るが気にしない



「ついに頭のネジがぶっ飛んだか?」



もっと酷いこと言われた

俺もう挫けそう



「赤ん坊、無視していから」



優雅に応接室でコーヒーを啜る右腕こと恭弥にも酷い扱われよう



『恭弥のアホー、バカー、戦闘狂ー!』


「だから何?
仕事の邪魔しないで…っていうか仕事してよ」



はぁ…と溜め息を大げさに吐く恭弥に、待ってました!と俺は立ち上がった



『へへーん!仕事はもう終わっているのだよ、恭弥君!』


「…珍しい、明日は雨か…
あとそのキャラ何?ウザいから止めて」


『何それ酷くなーい?
恭たんが反抗期ーっ!』(プンプン


「……ツナ、本格的に気味が悪いから止めてください」



頬を膨らませプンプンといったところでリボーンに丁寧にお願いされた

……そんなに気持ち悪かったか?



「……で何?
君がそんな無駄な事するには何か理由があるんでしょ?」


『……まぁねー…、うん』



そう、こんな無駄な事するのには理由がある

やったとこで意味がないのは分かってるんだが、如何せん何かやってなきゃ紛れないから



「?理由があるのか、ツナの暴走に」


『リボーン…暴走っておまっ
いや暴走か?
あれだ、……親父が帰ってくんだよ』


「へぇーよかったじゃない
御馳走だね」


『御馳走は嬉しいんだけどさ…、』


「そこは嬉しいんだな……、」



リボーンの呆れる声が響いた



『俺……親父の顔見て殴り飛ばさないで耐えられる自信がないんだよ…っ!』




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