復活

□アフタヌーンティーと共に
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ある昼下がりの事

授業も終わり部活動に勤しむ者、委員会に向かう者、帰宅する者…

様々な人間が動き回っていたのもつい先ほどまで


カチャッ



『アッサム?』


「ダージリン」



優雅にカップで紅茶を楽しむ二人組



『紅茶は分からないな』


「コーヒーばっかだもんね、綱吉は」


『恭弥は何でも飲むよな?』



委員長専用机で書類を片手に紅茶を飲むのは、ここ―応接室の主であり並盛中学の支配者でもある風紀委員長、雲雀恭弥

そして少し離れた場所に置いてある向い合せたソファーで足を組み紅茶を飲むのは、雲雀恭弥の右腕、沢田綱吉



「気にしてないからね」


『美味しくなかったら容赦なく咬み殺す癖に、』



ニヤニヤ笑いながら恭弥を見る綱吉

そんな様子を見て当然と言った顔をする恭弥であった



『哲君も苦労するねぇ、
こんな我儘な委員長のお守り役、副委員長なんてさ』



綱吉は御代わりを持って来た風紀副委員長である草壁哲矢を一瞥する



「自分はそんなこと思っていません」


『だってさぁー、よかったねぇ恭弥』


「…、はぁ
今日はどうしたの?暇なら仕事してよ」


からかって遊ぼうとしていた綱吉の真意に気が付き溜め息を着く

そんな恭弥を見て苦笑いを浮かべる草壁



『上から3ページ目の中段の近隣住民から並中生が連日騒いで煩いと苦情
風紀委員4人に指示して様子を見に行かせた
上から8ページ目上段の体育委員からの備品発注許可願い
生徒会と話を付けて、会計に指示するよう人を回した
それから…、』


「分かった、分かったから
もう休んでていいよ」



額に手を当てて呆れる恭弥を見て綱吉は笑った



『分ったろ?俺は今猛烈に飽きているんだよ!
なんか面白いことねぇーの?!
哲君なんかない?!』


「え、えっと…っ」


「あぁもう、君下がっていいから」



委員長命令という事で草壁は応接室を出て行った




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