復活

□アフタヌーンティーと共に
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『せっかくなんかして遊ぼうと思ったのに、』


「巻き込まないでよ、僕忙しいんだから」



その後、暇暇暇暇ーっ!と駄々を捏ねる綱吉を完全に無視して仕事に励む恭弥

そんな時、応接室の扉が開いた



「どういうことだこれはああ?!」ガンッ



勢いよく入って来た突然の訪問者に対して恭弥はトンファーを、綱吉は警棒を投げつけた



『当たんなかったかー、チェ』


「ノックぐらいしたらどう?常識でしょ」


「常識的に考えて入って来た人間に向かって物を投げるんじゃねぇ!」


『それお前が言うの?』ケラケラッ


「ここでは僕はルール」



恭弥は視線を合わせることなく、綱吉はせせら笑いながら訪問者を出迎えた



『「なんか用なの?、リボーン/赤ん坊」』



黒い服に黒い帽子全身真っ黒の赤ん坊がドアの前に立っていたのだ

赤ん坊の名はリボーンで綱吉の家庭教師である



「用も何も俺の作ったアジトがねぇ!」



学校中のあらゆる場所に作ったと言っているリボーンの秘密基地と言う名のアジト

それが一つも残っておらず、綺麗に元通りにされていたのだ



「勝手に僕の学校を作り替えるなんて許さないよ」


『全部調べ上げて壊して戻してあげた
俺ってば超えらーい!』



この二人がいるせいで自分の思うようにいかない



「…っ
確かに勝手に作り替えたのは俺の責任だ、俺が悪い
それは認めよう」


『へぇ、リボーンでも誰かに謝るなんてこと出来るんだね
俺、今、凄い、吃驚、しているよ?』


「ケンカ売ってんのか、ツナ」



まさか、と言いながら肩を竦める綱吉の顔は明らかに笑っていた



「それで、何が気に入らないの?
忙しいんだから早く言って出てってくれない」



不機嫌そうな顔をしながらも一応話を聞く姿勢の恭弥を見てリボーンは話し続けた



「お前等の仕業だろ!
俺が改造した所の修繕費を9代目にちくったのは!」


『えー?俺―?
知らなーい!』


「僕も知らないよ
領収書なんて書いてないよ」


「明らかに知ってんじゃねぇか!
なんで9代目に言ってんだよ!しかも金額桁おかしいだろ!」


『雇い主にちょっと現状報告してあげただけだよー?』


「金額は妥当でしょ
それから君、今まで何回破壊活動してると思ってるの?」


『10回は越えてるねぇ
グラウンドめちゃめちゃにしたこともあったねぇ』



綱吉は机の上に置いてあったパソコンを触りながら具体的に何を壊してどれだけの修繕、修復費が掛かったかをツラツラと述べていく

綱吉の言葉に肩を落としていくリボーン




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