復活

□世界を超えて
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「…っつ、何処だここ…?」



少年は自分が先程までいた場所とは違う事に気づき辺りを座ったまま見回した



そして自分に何が起こっていたのかを思い出していた



「ランボの奴…、10年バズーカだな
それにしてもここ…、」



少年がいる場所には見覚えのある公園であった

ここは十年後なはずなのに…、そのまま残っていたのか?

どういうことなのかと頭を抱えた

そんな少年の元に一人傍へ寄って来た



『こんなところで何しているんですか?
もうすぐ日が暮れるから早く家に帰りましょう』



物腰柔らかい言い方をする少年は腕に風紀の腕章をしていた

後ろから声を掛けられたため座ったままの少年は咄嗟に立ち上がり向かい合うように立ち上がった



「え」『ん?』



お互いの顔を見て立ち上がったばかりの少年は足から崩れ落ちて座り込んで声を荒げた



「お、おおおおおおお俺?!?!?!!!」


『……。』



髪型は違うものの同じ髪質に同じ髪色、目つきは違うものの同じ顔のパーツ、腕章が付いてはいるものの同じ服装

双子の様であり、クローンのようであった



『…面白いことになって来たな、』



腕章を付けた少年は目の前のことに驚きつつも笑っていた



「ど、どういうこととおおおお?!??」



座ったままの少年は気が動転しすぎたのか声を荒げた後に気絶してしまった



『んあ?どうしたんだよ、情けないなぁー
全く本当に“俺”か…こいつ、』



腕章をつけた少年は気絶した少年を抱えその場を立ち去った




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