復活

□お料理教室
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『ハルにはホットケーキを焼いていって貰いたいから…京子と一緒に材料混ぜてって』



と言いながら綱吉は必要なものを机に並べて必要な調理器具もの並べて行く



「はい!」「頑張ろうね!」



作ったことのある二人は順調に作業をしていった

綱吉はそれを横目に見ながら冷蔵庫の中や棚になにかないか捜索していた



『お、バニラアイスがあるし…缶詰のフルーツもあるな…』



なんやかんやで材料が見付かり上機嫌の綱吉



「ツナさーん!」「ツナくーん!」



不意に呼ばれそちらに目を向けるとにこやかに笑うハルと京子



『種は出来たみたいだね
…ん、じゃあハルは焼いていって欲しい
京子はこの缶詰皿に開けていってくれ』



フライパンを取り出し、火をつけ温めていく



「分かりました!」「うん!」



棚から見つけた缶詰と缶切りと皿を用意して京子に手渡す



「ボス…」



控えめな声に呼ばれ振り返るとクロームがいた



『ん?
おぉ!いい感じになって来たな
後はこのクリームがツノが立つくらい出来れば完成だ』


「分かった」



いい感じに生クリームが出来上がっていてあと少しで完成しそうだ



『ふふふっ』


「?どうかしたの、ボス?」



クロームの顔を見て綱吉は笑っている

何があったのか分かっていないクロームは困惑顔である



『クローム、クリーム付いてるぞ』



クロームの鼻に付いた生クリームを取り舐める綱吉



「?!」


何が起こったのか分かっていないクローム



『ん、美味し』


「?!///」



そう言って目を細めて笑う綱吉を見てクロームは只々顔を赤くするだけだった

作業に集中しすぎて顔にクリームが飛んでいたことに気が付かなかったクロームであった

綱吉のその行動はあまりに自然過ぎたのだ




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