稲妻
□君との距離
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部活が終わり皆帰って行った。
豪炎寺と円堂は残って
練習を続けていた。
「来い!!豪炎寺!!」
「行くぞ!!」
豪炎寺のシュートを止める円堂。
二人共楽しくサッカーを
していたため、
チームメイトは
空気をよんで帰ったのだ。
そんな気遣いを知らない
二人だった。
時間も大分過ぎて夕暮れ時だ。
「そろそろ帰るか。」
「そうだな!!」
豪炎寺の声に反応する円堂。
太陽が沈み辺りが暗くなってきた。
「暗くなったな。」
「そーだな。
あ!!見てみろよ、豪炎寺。
空すっげぇ綺麗だぞ。」
紅色に染まる空を見つめる。
「あぁ。綺麗だな。」
二人並んで空を見上げていた。
距離30センチ。