稲妻
□君との距離
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豪炎寺side
「円堂。」
「ん?どうかしたのか?」
普段は恋人らしい事は
してやれないし、
二人っきりになることも少ない。
「……………ん。」
円堂に手を出してみた。
分かってくれるか心配だ。
ふと横目で見ると、
「〜っ//////」
顔が真っ赤になっていた。
夕暮れだけのせいじゃ
ないみたいだ。
「駄目か?」
「駄目じゃ……ない///」
「そうか。」
そっと円堂が手を重ねた。
誰もいない道で
顔が真っ赤な二人組が
歩いていた。
君との距離0センチ。
END
→後書き