稲妻

□囁き
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「少しは俺に甘えろよな。」


鬼道の前に座り横目で見ながら小声で呟く。


「いつも側にいてくれてありがとう。大好きだぜ、ゆ…有人……。」


普段は恥ずかしくて中々言えない。

因みに名前で呼んだの初めて。


「そう言うのは、起きてる時に言ってくれないか?」


恥ずかしさのあまり顔を赤らめて悶々としていると鬼道が起きていた。


「きききき鬼道ォォォ!?
いつ!?どっから!?」


更に顔を赤くしてパニックになってる円堂を見ながら、


「円堂が教室に入ってきた時に起きた。」


つまり始めから。


「ぬああああああああ!!!」


恥ずかしいの余り奇妙な声を上げている。


「俺も円……守が好きだ。」


ぼんっと音がして円堂は頭から湯気を出している。

鬼道が円堂の前に立ち、
座ったままの円堂をぎゅっと抱き締めた。


半分意識の飛んでる円堂に耳元で


「愛してる。」


完全に意識が飛んだ円堂でした。


END
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