稲妻
□4月1日
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「円堂くーん!!
貴方のヒロトがやって来ましたよ!!」
「ヒロト!!
遅いじゃないか。
いつもはもっと早く来てくれるのにぃ…。」
「えっ!?円堂くん!?
どうしちゃったの?!」
「ヒロトォー。」
「いつもなら罵倒しか浴びせられてないけど、そんなことは気にしないさ!」
「ねぇー、ヒロト俺の事好き?」
「好きだよ!世界中の誰よりも!!らぶ 円堂くん!」
「俺もヒロトの事好き。」
「本当かい、円堂くん?!
遂に晴れて両想いだね!!」
「………………なんちゃって。
嘘に決まってるだろ?」
「え?!…………はっ!
もしかしてエイプリールフール?!」
「正解♪」
にいっと笑って立ち去る円堂は
悪魔の様だった。
だが、ヒロトには逆効果だった。
「そんな円堂くんも好きだあああああ!!!」
騙されてもまだ愛を叫ぶ彼はかなりの物好きだと思う。
END&おまけ
→後書き