稲妻

□電話
1ページ/2ページ



プルルルルッ


「もしもし?不動?ちゃんとやってるか?」


「別にいつも通りだ。」


「円堂達とは仲良くやっているのか?」


「るっせーな。関係ねぇだろ?」


「関係あるに決まってるだろ?
それから、食事と睡眠はしっかりとれよ?」


「あーもー。分かってるっつの。
ちゃんととってる。」


「それならいいんだが…。」


「心配し過ぎ。
母親みたいな事ばっか言いやがって。」


「す、すまん。
お前が心配なんだよ。」


「そーかよ。」


「あ、そう言えば何か用があったのか?
お前から電話だなんて珍しいな。」

「………。別に?なんとなく。」


「そうか。
ちょうど声が聴きたかった所だ。」

「ハッ。恥ずかしい奴。」


「こんな事言うのは不動限定だ。」

「そうかよ。」


「あぁ。」


「なっ、なぁ。源田。」


「?なんだ?」


「そのーあー。アレだ…。」


「愛してる、明王。」


「〜//////!!!
お、お、俺も愛してる//!!
じゃあな!!」


プーップーップーッ


「(俺も声が聴きたかっただけだなんて言えない。)」


「(フッ、珍しくデレたな。
可愛い奴だ。)」



END
→後書き
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ