稲妻

□自慢の彼女
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俺の彼女は凄く可愛いと思う。

普段はクールだが
サッカー中は熱くなって。

無口だから一つ一つの言葉が大切になる。

そんなあいつは俺の前ではいつも以上に話さない。

大変だ。

時々饒舌になるが
大体サッカーの事か妹の夕香ちゃんの事。

シスコンだからな…。

そんなあいつが甘える瞬間を見せてあげるよ。



―――――……


部屋へ戻ろうとする時、
トコトコっと俺の後ろにくると服の裾を引っ張り俺を見る。

これは、部屋寄ってもいい?
と言う意味だ。

いいぞと意味を含め笑いかけると同じように照れた様に笑う。

これがまた可愛いんだよ。

部屋に入り、好きに座る様に言うと必ずベットにもたれるように座る。

ジャージを脱ぎ隣に座る。

じーっと視線を感じる。

これは、甘えたいな
と言う意味だ。

頭を撫でると目を細めて喜んでくれる。

そのまま俺の胸に頭を擦り寄せてくる。


「豪炎寺は猫みたいだな。」


「………?そうか?」


「あぁ。俺だけの猫だ。」


「なら、風丸は俺の御主人?」


「その響きそそるな。」


にやりと笑い豪炎寺を押し倒した。

おっと、ここから先は見せられないな。

俺だけの秘密。



END
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