短編

□mermaid girl
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(豪炎寺視点)


ブハッ!!


予想もしない言葉に飲んでいた麦茶を盛大に吹き出してしまった。
大丈夫?と言いながらハンカチを貸してくれた名字は不思議そうな顔をしているが、俺は動揺しまくりだった。


「けほっ………っはぁ。名字。…ふ、普通、幸せにすると言うのは男が言うものじゃないか?」
とは言ってみたが多分ピンときていないのだろう。相変わらず不思議そうな顔をしている。


「え?ダメだった?私、豪炎寺のこと幸せにする自信あるよ?」
「わかった。わかったからもう言わないでお願い。」

まさか人魚姫の話からまさかこういう流れになるとは思わなかったのでめちゃくちゃ恥ずかしいじゃないか。いきなり何を言うんだこいつは。

恥ずかしくて顔に熱が集まっているのがわかる。
でも、名字がそう思っていてくれたことがとても素直に嬉しかった。俺も、好きなやつとは幸せになりたいと思っていたから。



「あ、もしかして豪炎寺照れてるの?」
「うるさい。」
「うふふ、可愛いところもあるんだねぇ。」
「可愛いとか言うな。」
「ねぇ、顔、紅いよ?」
「〜っ!」


これ以上言われたらかなわない。
とりあえず俺は自分の唇で名字の口を塞ぐという実力行使に出たのだった。




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お茶を吹き出して動揺する豪炎寺に萌えて自給自足した次第です。
男前夢主が好きです。
豪炎寺に名字で呼ばれ隊。




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