銀魂ショートストーリー

□星つなぎ
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「はい、賞品。」



ある日の昼下がり。

いつものようにパシリとして買い出しへと出された新八は、商店街の前でベルの鳴る音を聴きながら、一人茫然と立ち尽くしていた。




「ぎぎぎ銀さんっ!!!!!」




猛ダッシュでよろず屋へ帰ってきた新八は、ソファに寝転がってテレビを見る銀時の前に立ち、ゼーハーと息をする。

そんな新八をダルそうに見上げて、銀時はだらしなく鼻をほじった。




「あー?おかえりー。トイレットペーパー買ってきたか?コノヤロー。」


「そんなことより見てくださいコレ…っ!!」




新八が銀時の目の前に差し出したモノ。

それは……




「三名様一組、ペア温泉旅行券一泊二日…?」


「今さっき商店街のガラポンで当てたんです!!」




銀時は勢いよく立ち上がり、ぽんっと新八の頭に手を置いてニイーッと笑った。




「よくやった、ぱっつぁん!!」


「はい!!」




そうしてよろず屋一同は、運に恵まれ、一泊二日の温泉旅行に出掛けることとなった。
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