short
□優先順位
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いつも笑顔で
頑張り屋で
意外と照れ屋で
誰にでも優しい
そんないちご先輩を好きになった
「リョーマ君、部活お疲れ様」
そう言って笑う先輩の、次のセリフが大体予想できる
「周助、まだかなぁ?」
やっぱりね
今日も不二先輩か
…当たり前と言えば当たり前
俺が好きになったいちご先輩は、不二先輩の彼女
2人は学校でも有名なカップル
仲が良くて美男美女
いちご先輩は不二先輩が大好きで、俺のことなんか見ちゃくれない
「リョーマ君?」
黙り込んでる俺を心配そうに覗き込む先輩に、思わず自分の気持ちを言ってしまいそうになった
でも俺が告白したら、先輩はきっと困った顔をするんだろうな
答えが分かりきっているなら、困った顔じゃなくて、笑った顔を見ていたい
「何でもないっす
あ…不二先輩、来ましたよ」
「ほんとだ、周助ーっ!
じゃ、リョーマ君またね」
そう言って先輩は、不二先輩の所へ行ってしまった
いつか…俺の気持ちに、笑顔で答えてくれるだろうか?
そんな希望の薄いことを思いながら、今日も俺は大好きな人の幸せそうな背中を見つめていた
20110612:りと
―――――
ん?(´^ω^`)
な ん だ こ れ ←
さすが5分クオリティ!
ただリョーマ君が書きたかった…っ
ごめんなさい((