misufuru

□冷たいコーヒー牛乳
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「ほらコゲ犬!コーヒーにゅーにゅーだぞ〜」

「……いらん」


日差しの強い中部活をしていた野球部は今つかの間の休憩中
猿野はロッカーの中から犬飼の好きなコーヒー牛乳を取り出した


「第一、こんな真夏に常温でしかもロッカーに入ってたもんなんか例え世界一貧乏になって草を食べて生活しなきゃいけなくなっても飲まん」

「どんだけだよ、大丈夫だ安心しろ!ほら」


と、乱暴に至近距離速球でコーヒー牛乳を犬飼に投げた


「な!この馬鹿猿!!冷てっ……冷たい?」

「だろ?」


にやにやしながらこっちを見ていた


「……なんで」


ロッカーに入ってたはずなのに


「実は!ロッカーに北極を再現していました!!」


バーンとロッカーの中にはペンギンやシロクマがギュウギュウに詰まっていた


「詰めんの大変だったぜ」

「だから絶滅品種になっちまったのか…馬鹿猿に関わると絶滅品種に指定……プ」

「誰が人間国宝だと!?俺に決まってんだろ!あとコンビニにチキン置いた奴じゃ!!」

「誰もそんなの言ってない」


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