Novel
□生徒会長≠
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「暇やな〜」
暖かな陽射しが窓から差し込むなんとも気持ちのいい昼下がり、
いや、暇なのお前だけだから!だったら手伝えよ!!
「それは生徒会長さんの仕事やろ?俺は手伝えへんよ〜w」
「じゃあ出てけ」
「んな殺生な、外むっちゃ暑いねん!」
「じゃあ髭連れてこい」
「結局外でなあかんやろ!」
気持ちのいい昼下がり…なわけがない!!
このWW学園の四大行事の1つ、学園祭が迫っているからだ。
そのせいで毎日生徒会室に籠もって書類にサインをしての繰り返しだというのに…
第一、くるならあの髭野郎連れて来いと何回言っただろうか?
こいつが一人で生徒会室(ここ)に来る意味が分からない。
「だってここ冷房効いてるやろ〜?それもガンガンに」
「それが目当てかこのトマト野郎」
「口悪いなぁ、生徒会長さんのくせに」
「てめぇのせいだ馬鹿」
「ひっどいわ〜」
結局アントーニョはソファに横になって寝始めた。
こいつ、まじで殴りてぇ。
あぁ、でもとりあえず書類にサインだな。