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□梅雨明け
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「…」

「…」

「あのー…」



ゆうがあの発言をしてからブンちゃんと俺は多分、変な顔しとる

それはゆうがさっき好きな人宣言したからで、ゆうは俺たちの気持ちなんて知らんし傷付いてるなんて思ってないじゃろうな


天然ちゃんは恐ろしいぜよ…



「てかブンちゃんって言うな…」

「ブンちゃん…」

「黙れ」

「った」




殴らんでもええじゃろー…


だってあれじゃよ
ゆうが、ゆうが…



「あぁぁあぁぁあああぁ!」

「なななに!?まーちゃんどうしたの!?」

「俺のもんじゃき…」

「あ?仁王お前なに言ってんの?」

「もんじゃ焼き?」

「え、仁王今もんじゃ焼きって言った?」

「うん、多分…?」

「食いてぇのかよ」





え、なんなん、俺泣きそうぜよ
ゆうひどいナリ!



「まーちゃんもんじゃ焼き食べたいの?」

「…プリッ」



あんなドロドロしたもの食べたくないぜよ



「あとで食いにいこうぜ仁王」

「ピヨッ」



だから食べたくないって言っとるじゃろ



「私も食べたい!」



「俺もゆうのこと食べたいぜよ」



「は?」

「え?」


「だから俺はゆうが…あ、」




「に、仁王…お前なに言って……」

「えと、まーちゃん…あの、」




あ、あー、
どうしようどうしよう、俺、



「まーちゃん、」


ゆうの顔見れないぜよ、あんなこと言ったわけじゃしゆうも絶対引いとるし





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