銀魂1

□傷と癒し
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攘夷戦争時代。




戦時中に女なんて周りに居ない。
男どもの集団の中お互いの欲望を発散しあっていた。
必要とされれば
俺は誰とでも寝た。


でもアイツは、誰と寝るかとか、そんな事すら選べる事は出来なかった。




…独占されていたんだ。




たまに違う部屋から聞こえてくる悲痛な叫び声。


終わった頃を見計らってその部屋へ行くと、泣き顔を必死に笑顔に変えて無理矢理笑ってみせたんだ。


いつも豪快に笑う、明るいアイツのそんな姿を…見るに堪えなかった。











…この頃はまだ
たいしてアイツに興味はなかったんだけど。

段々と気になってったんだ。




 

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