静ちゃんと幽くんの異世界旅行!
□第2話
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前回のあらすじ
平和島静雄、幽が、桜花の家に居て
あ〜ら、びっくり。
二人に住所を聞いたものの、
この世界には無い住所だった。
しかも、紙には印まで付けてあったため、嘘だとは思えずこの間読んだ
《パラレルワールド》と、似ていたので、トリップかも・・・という疑問をいだきながら、面白そうなので住まわせることにした。
『あらすじ、どうも。』
疲れた。。by管理人
『・・・。』
「・・・。」
「・・・。」
な、何なんだ!!?これ!?
現在、静雄がだんまりで睨んでる。
ヘタすりゃ、拷問だな。
これ・・・。
『あんさぁ、そんな睨んでも帰れないぞ。静雄。』
「!?」
『それに、どんなに、もがいてもトリップって決まったんだよ。』
「いい加減なことを!!」
『確かに。静雄の意見は一理ある。だがなぁ確認したんだよ、これでも。』
「「!?」」
「どうやって?」
『幽なら、どうする?』
「・・・?」
『はは、小学校だよ。池小に確認したんだ、《平和島って苗字の子供はいますか?》って、そしたら・・・。』
「・・・そしたら?」
静雄が恐る恐る聞いてくる。
『・・・居なかった、1年〜6年までで。』
「「・・・。」」
『辛いだろうが、無理だ。俺は帰し方は分からん。その代わりに、ここに居るときぐらいは、俺がお前らの家族になってやる。だから、警戒を解け。家族に警戒するなんておかしいだろうが。』
「ッ!」
「・・・。」
俺には、これくらいしか出来ん。
『さて、ここで・・・・・・・・・
しつもーーーんターーイム!!!!!』
「はぁ?」
「質問・・・?」
『はい!静雄から!』
「いきなりの、無茶ぶり!?」
『何か、あんだろ?』
「・・・ねぇよ。」
『何だ!?その間!?』
「・・・」
「兄さん、聞いてみたら?」
「・・・。」
『おっ!何んだ、なんだ?
な〜んでも聞いていいぞ!!』
「・・・なんで、」
『んっ?』
「なんで、俺の腕を掴んだとき、腕が動かなくなったんだ?」
「・・・。」
『・・なるほど、確かに気になるわなぁ。』
「何でだ!」
『理由は簡単、
化け物
だからだ。』
「「!!!!」」
・・・。
『いゃ、・・・冗談だぞ?』
「冗談?」
『うん。もちのろんのすけ。』
「ッ!・・」
「・・・。」
静雄がなんでか、泣きそうな顔をしてやがる。・・・まだ、聞いちゃいけねぇよな。
『さっきの質問だが、あれは世で言う、護身術だ。』
「?」
『ご・し・ん・じ・ゅ・つ、
まぁ、俺の場合は逃げることを優先にするより相手を気絶させることが目的だがな。』
「・・・護身術で、体が動かなくなるなんて聞いたことない。」
『幽く〜ん、だからオリジナルだっていったじゃん。』
「言ってねぇだろ!」
『うるさい。とにかく・・・そうだなぁ、お前らに分かる感じで言うと・・・神経のマヒだな。』
「神経のマヒ?」
『そう、分かりやすく言うと・・・コンピューターとかってあるだろ?そっちにも』
「あぁ、ある」
「うん」
『コンピューターとかってな、いろんなもんが信号出して、操作してんの。それと同じで、人間の体も<動け>とか<止まれ>とかの指示を出して体を動かしてんの。だから俺は・・・そうだなぁ・・妨害して体の自由をうばってんの。』
「「・・・・?」」
『はぁ、つまり・・静雄が<動け>って体に命令しても、俺が妨害してたらそれは無効になる。・・・分かった?』
「なんとなく。」
「・・・。」
『静雄、そんな難しく考えんでいいぜ、分かんなくても生きていける。』
「それと、これとは別だ・・・」
静雄、お硬く考えすぎだ。