短編集

□終わりを告げた片想い
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ボールが激しく撃ち下された音が響くと
女子の黄色い歓声があがった


友達に誘われて見に来たバレー部の練習の様子


キラキラスマイルを振り撒く及川先輩に
みんなが夢中の中

私はたった1人の男の子から目が離せなかった


いつも授業中は居眠りして
テストは赤点常習犯

何を思っているのかわからない無表情な彼が
楽しそうにボールに触れていて


その表情に私の心臓は鷲掴みにされる





中学1年の夏

クラスメイトの影山飛雄に恋をした
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