キミのトナリ

□第漆章
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――俺はいつもそういう気持ちで見てた…――



「は… そういう気持ちって…























どういう気持ちよ?」









「…………………」






予想もしなかった真尋の言葉に棗は理解するのに少し時間がかかってしまった





「言ってる意味が分かんないだけど…」




マークを浮かべている真尋を見て、棗は大事な事を思い出した


――そういえばこいつ、鈍感だったな…――



そのことを思い出すと自然に大きな溜め息が出てしまう


「!? 何よ…?失礼ね…」

棗の気など知らない真尋は悪びれる様子もなく、そう言った





「………じゃあわかりやすく言ってやるよ」

「は?」


棗は真尋の目の前まで顔を近づける




「…俺はお前が好きなんだよ」




棗の言葉の意味が理解出来ずに、真尋はただ棗の顔を見ることしか出来ずにいるた



「もうずっと前から…お前のことが好きだった ずっとお前のことを想ってた」





棗の告白に真尋はただ





呆然としていた








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