Nobel(^o^)
□第2章
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裕子を監禁してから2か月がたった、ある日のこと
雅也は、いつものように仕事から戻り、家に入ろうとした
その時、異変に気づいた
鍵があいているのだ
(鍵閉めて出たはずなんだけどな…)
そう思いながら雅也は、ドアをあけた
玄関は、いつも変わらなかった
男は、閉め忘れていただけだと思った
だが、奥に入るにつれて男の顔が曇っていった
――裕子がいない――――
「ちきしょー!あいつ、逃げやがった!」
雅也は探しに行こうとした時に、テーブルの上の手紙を見つけた
内容は
<お前、何してるんだよ!監禁なんかしていいと思ってるのか。たとえ、こいつのことが好きだったとしてもこれは犯罪だ。お前の愛し方は、間違ってる。これ以上、こいつをここにいさせたら、精神的な理由で死にそうだから、俺が連れて行く。お前に人を愛する資格なんて無い!>
というものだった
こいつだって、不法侵入してる犯罪者じゃないかと思った
そして
――どうして、みんな分かってくれないんだよ!僕は、こんなにも愛してるのに!――
と思った
雅也は、無意識のうちに裕子を探していた
闇の中をただひたすらに探し続けた
でも、見つからなかった
次の日
雅也は、重大なことに気づいた
――裕子が警察に通報したかもしれない――
雅也は、急いで病院に行った
そこで全てのパーツを整形した
これでバレる心配が無くなったと思った雅也は探偵事務所に入って行った
探偵に裕子を探してもらおうとしたのだ
「今回は、どういったご用件で?」
「この人を探してほしいんです」
と、裕子の写真を見せた
その後もいろいろと話をした
10分後、雅也は、探偵事務所から出て来た
そして、家で昼飯を食べた
その後は、裕子を連れ戻す時に必要な道具類を用意した
雅也は、明日には、また裕子と暮らせると思っていた
だが、女は、なかなか見つからなかった
雅也は、だんだん不安になっていた
――裕子が見つからなかったら、どうしよう――