Nobel(^o^)

□第3章
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雅也が探偵に依頼してから2週間後、裕子が見つかったとの連絡が入った

それによると

裕子は、雅也の家から2キロくらい離れたマンションに坂田健人と住んでいる

ということだった

雅也は、坂田が、女を連れ出したんだと思った

そして

――坂田がいる限り裕子との平穏な生活は、おくれない――

と、悟った



雅也は、すぐにマンションに向かった

――もうすぐ裕子に会える――
そう思うと、自然に全ての行動が早くなった



5分後、マンションに到着した

そして、インターホンを鳴らした

ピンポーン

「どちら様ですか?」

と男の声がした。坂田だ

「花咲急便のものです」

と、雅也はとっさに嘘をついた

「いま行きます」

その声のすぐ後にドアが開いた

雅也はその瞬間に、坂田を襲った

激しくもみ合いながら、2人は、転がった

そして、雅也が坂田を刺した

坂田は、ぐったりした

即死だった

雅也は、その間にマンションへ入った

「おい、どこにいるんだ。出て来いよ!」

雅也の声に気づいた裕子は、急いで隠れた

だが、もう遅かった

雅也は、すぐに裕子を見つけた

「見つけたぞ」

裕子は、あとずさった

「ふん、逃がさないよ」

「……」

「さぁ、帰ろう。僕たちの家へ」

「嫌よ」

「いいや、帰るんだ」

そう言って、裕子を縛り上げた

「嫌!っていうか、これ外してよ!」

「帰らないっていう君が悪いんだ」

「だって、(あんたがそんなことするからでしょ!)」

「うるさいんだよ!黙れ!」

そう言って雅也は、裕子の口をふさいだ

そして、用意していた超特大サイズのダンボールに裕子をいれ、カートで車まで運んだ

そして、裕子の入ったダンボールを車に押し込んで、家に向かった
 

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